ペニーオークションと出会いサイトは実は同じビジネスモデルなのだ

2010年11月18日

前回は、スパムメールなんて出すのはバカだと書いた。
が、ネットを検索すると、スパムメール用のリストを売ってる会社がけっこうある。多くはアドレス取得用のロボットが回って掲示板とかから拾ったり、懸賞サイトの中でもまともじゃないところが集まったアドレスを売ってるのである。出会い系サイトなんてメルアド売りまくってます。

そのリストを売っているような、相当に灰色な会社が「ペニーオークション」用のシステムもASPで売っていた。ペニーオークションというのは最近スパムがたくさん来たり、mixiでもバカがマルチポストしまくってるやつです。入札ごとに75〜100円の入札料を取るタイプのオークションで、100円でiPadが落札できるとかいうアレ。実際には商品はアマゾンから送ったりするわけで、要は入札してもらえばもらうほどお金が儲かる仕組み。ひっかかるほうもバカでしょう。サクラが入札しまくらないと主催者は儲からないことくらい、少し考えたらわかりそうなものだ。しかも普通のオークションと違ってサクラがいくら入札しても評価もなにもないから証拠も残らない。

ココ読むと詐欺だと言うことがよく分かります。ペニーオークション

サクラが人間なのか、それともシステム的にサクラが動くのかはあると思うが、シェアが一番のペニーオークションならともかく、いまから自分でスタートしても儲かるわけがない。が、いったいいくらくらいではじめられるのかと見てみたら、一番初期投資がいらないタイプで初期費用350,000円+月額費用150,000円の他、毎月の売上30%バックとあった。mixiで必死にマルチポスト繰り返して誘導しているバカは、たぶんなけなしの金を払ってはじめたんだと思う。バカだ・・・本物の・・・。

この、システムの販売で、自分は悪事や詐欺に手を染めないで儲ける典型が、「出会い系サイト」です。世の中に出会い系サイトがなんでこんなにあって、しかもみんな画面遷移が同じかというと、あれもASPで提供されていのです。昔、このシステムを作って提供して大儲けしている会社の人とある場で話したことがあるが(のちにN経新聞の記者に聞いたところによると、その方は別件で逮捕されたらしい)、出会いサイトやってるところは1社でいくつもASP契約して複数の出会いサイトを作ってるのだそうだ。ペニーオークションと同じくメールを1回出す度にいくらという料金なので、社内にはリストラされたおっさんのサクラが一杯いて、ギャル言葉でメールしまくって金を使わせようとする。必死に口説いている相手が禿のオッサンだとは知るまい。しばらくするとだいたいいくらバカでも気づいてくるので止めてしまう。そうすると自社で持ってるほかの出会いサイトから「あなたは出会いサイトで騙されていませんか? うちは本物です」というスパムを送る。これでぐるぐると回して金を吸い上げる。つまりは出会いサイトというのは基本的に詐欺なんである。まあ、最近はモバゲーやグリーが出会いサイトと化しているので本業のみなさんはお手上げでしょう。
ということは、つまり・・・

ペニーオークションと、出会いサイト。こいつら全く同じビジネスモデル!

おそらくやってる会社もシステムを提供している会社も同じだと思います。この2つは、当然ながらスパムを打つのが重要な集客手法なので、スパムリストも販売しているわけ。こんなのがIT企業ですって言えるニッポンってなによ・・

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