恐怖!! 子供に教えたい・・・20年後の世界

2016年12月19日

最近ずっとパクリ問題でかっかしていたのだが、もうここまできたらいいでしょうということで、本日は得意分野に戻ります。

さて、皆さんは高齢化問題についてどんな風に感じているのか。いちばん身近なのはここ数年で毎年20%とかずつ80代のドライバーが増えるもんだから、もう危なくてしかたないみたいなのが多いと思う。平成10年には75歳以上の運転免許所有者は116万人だったのが、平成27年は478万人。なんと高齢者ドライバー4倍増で、逆に若者のドライバーはどっかり減ってる。

こんな感じで日本の高齢化はここ10年で非常に顕著になってきた。厚生労働省がまとめてくれているのでこのグラフを見るとはじめてその脅威が分かる。

保育園問題とか、訳の分からない若い奴らが「勝手に子供作って騒ぐな」とかいってるらしいが、いま25歳の奴が65歳になる40年後の2055年は、人口がいまの1億2000万人から2/3になり、日本中が空き屋だらけ、または外国人だらけになっており、高齢者が人口の4割を占めるようになってるよ。いまはまだ2割台しかいないのに高齢者の運転怖いとかいってるわけだが、40年後は4割だよ。老人ばっかのマッドマックスの世界。マッドマックス2050 ボケモンGO怒りのデスロード!!

人口が2/3になってしかも高齢者が4割だから、どう考えたって年金なんかもらえないよ。飲食店もガラガラで倒産しまくりだし、ファーストフードは老人ばかりでやっていけないから壊滅。お洒落なカフェなんてなくなって、若者のメインの職種は老人介護になってるかも。建設業も死んでる予感。建物建てても入居者も利用者もいないし、そもそも税収が激減している。

いまのジジイ政治家はみんな墓に入ってるからその時代を見ることはないが、いま、オリンピックでレガシー施設作っても、40年後は誰も使ってないかもよ。で、いまふらっふらと遊んでたりしてると、自分が老人になった時には野垂れ死に確実だって、親はちゃんと教えた方がいいと思います。スペシャルな技能を身に付けるか、海外に引越でもしないとマッドマックスの世界はキッツいぜ。温暖化にもなってるからまさにこういうイメージ。

で、問題なのはこのマッドマックスの世界が40年後にすぐ来るということじゃないってこと。高齢者の運転する車が暴走して人をひき殺すニュースが顕在化したように、すでにいろんなことが顕在化している。いまから就活したり、起業しようとする人たちは「いまはどう」より「10年後はどうなんの」と考えて動いた方がいいと思うよ。

高齢化と若者貧困化ですでに大影響の世界

これと同時に見逃せないのが若者の貧困化。なんども書いたネタですが、高齢者が一番生活が楽だと回答しており、子育て世代が一番苦しい。これじゃ誰も結婚しようとは思いません。

で、日本の富は高齢者に集中しておるのだ。

総務省が発表した平成26年全国消費実態調査 家計資産に関する結果です。コレ書くと必ず「老人が亡くなったら遺産が次の世代に引き継がれる」という人がいるが、この資産持ってる人の比率はどんどん高齢化しているのである。全然引き継がれていない。というのは50年前と比較して寿命が20年以上伸びちゃってるのだ。長生きして医療費などで資産を食いつぶしているケースが多いのではないか。

前置きが長すぎたがここからが本題。どんな業種が急速にヤバくなってるか、です。

まず海外では
最も存続が危ぶまれる10の職種 米ではプログラマーの採用も減少
みたいなのをよく見る。

1位 郵便配達員:-28%(5万6,790ドル、約671万3,500円)
2位 タイピスト:-18%(3万7,610ドル)
3位 検針員(電気・水道など):-15%、3万7,610ドル)
4位 ディスクジョッキー:-11%(3万80ドル)

だ、そうだが、これは自動化やIT化によるものばかりで、業種じゃないですよね。
で、実際にわたしが見てるものから近々ヤバくなる業種を挙げてみます。見てる範囲だから狭いよ〜!!

釣り関係はすでに瀕死

つい20年ほど前、キムタクや反町がバスフィッシングにはまって「釣りはカッコいい」という間違った(ww)イメージができたときがピークだった。しかしいまではほとんど業界は崩壊していると言っても良い。釣具店は倒産、閉鎖が相次ぎ、フィッシングショーの集客は20年で半分になった。当時、ウッハウハ儲かってた釣具屋さんで行方不明の人もいるくらい。バスは害魚論が盛んになって法的規制ができての衰退だと短絡的に考える人が多いが、すべてのジャンルで減っている。

特に顕著なのが「船釣り」だ。船釣りと言えば浜ちゃんの「釣りバカ日誌」です。連載は1979年。で、あの漫画通りに当時のメインの顧客は「建設業」「土建業」でした。おそらく船釣りのピークはいまから25年くらい前の1995年くらいではないかと思われるが、当時は巻頭の釣り船はどこも満員で、席取りで喧嘩になるほどでございました(遠い目)。自分もちょくちょく鯛とかイサキとか釣りに行っていたが、当時のメイン顧客は50代土建業という感じの人が多かった。

で、現在はどうなかったかというと・・・・もう完全にドヨーンとして崩壊しています。当時50代だった人たちは足腰が弱って船には乗れない。で、下の世代は魚釣ってもそもそもおろして料理ができない。廃業された釣り船も多いはずです。

スポーツ関係ご臨終

自分がオリンピックに施設投資をするべきじゃないという理由がココです。
確かに現在は、健康ブームもあって登山もスポーツクラブも高年齢者で一杯です。何度か書いたが自分の通ってるスポーツクラブの平均年齢は65歳超えてると思う。スポーツクラブの駐車場が一番やばい。実は30代からスポーツクラブは転々としながらずっと入っているのだが、昔は若い女子とかもけっこういました。いまでは受付以外に若い女子は薬にしたくてもいません。20年後はメンバーの2/3がお亡くなりになっている感じ。

オリンピックだ、将来にも使える施設だとかいったって、高齢者が40%の時代になったら利用者どころか、そもそも維持する経費さえ出ない。廃墟まっしぐらです。観光庁も嘆いています。

スキー場なんてこんな感じよ

バブルの時はスキー場のリフトに2時間待ちとか普通だったのに、いまでは閑散。
◎ユーザーの高齢化
◎若者の貧困化・・・車もないしお金もない
という二面から瀕死になりました。

以上の例を挙げても、いま、40代〜50代のお客さんが多くて潤っている業界は、20年後には破綻してしまうということが十分考えられるっていうことです。旅行業界にしたところで、いまのメイン顧客は中・高年の女性。あと20年もしたら体の自由が利かなくなってごっそり減ります。あ。ゴルフ場もとっくにコレが来てた。

続く世代のいまの若い子達は「お金がない」「免許もない」「恋人もいない」という三重苦ですので、20年後は家族旅行の需要も減少する。高齢者は免許を返上しますので、車も売れなくなる。いまのうちに国として、高齢者から若者への富の移管を行い、補助金出すなら高齢者ではなく若者に、若者が車買うなら税金免除や免許取得は無料とか、いろいろやらないと40年どころか20年で日本は滅んでしまうのではないかというお話でありました。

いま、40代以上がメインの顧客で、そこそこいけてる業種であっても、20年後の施策を打っておかないと、あっという間にドツボにはまりますよと忠告しておきます。崩壊の速度はあなたが思っているよりずっと早く、あっという間に来るかもしれません。結婚式場が滅びるのに5年かからなかったしね。

今の時代、たった10年で滅びる業界がある

みなさんはふるさと納税、もう済ませましたか?
自分は熊本にふるさと納税した残りを昨日やりました。はじめの方はよく調べないとけっこう「これは・・・アカンやつや」みたいなのもありますので注意ですよ。

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