昨日書いたブログ。日曜に公開したのにぶんぶん回りました。
いまこそ、8割の非喫煙者よ立ち上がれ。我々の意志を示すのだ(具体策あり)
こういうのを書くと、「不寛容だ」とかいってdisってくるのがたくさんいるわけですが、自分が気にならないからといって他の人も我慢しろとかおかしいでしょ。Yahoo!の意識調査では、
という具合で、8割近い人たちが健康増進法の飲食店での禁煙化に賛成しています。6割が30平方メール以下は除外とかの例外なくフルに規制してくれといってる。奇しくも20%が規制すること自体に反対って思い切り喫煙者の比率・・・・
この意識調査のページでも、口汚い書き込みが目立ちます。笑えるほど口汚い。
別にタバコを吸うなと言ってるわけじゃない。嫌がる人の周辺で吸うな。そして他人の健康を害するなと言ってるだけなのに、この反応です。
いったい、受動喫煙ってどれくらいの危険度なんだろう・・・・
受動喫煙と病気の因果関係がわかっている四つの病気で、非喫煙者と比べたリスクや、職場や家庭での受動喫煙割合の調査などから年間死亡数を推計した。病気別には、肺がん2484人、心筋梗塞(こうそく)などの虚血性心疾患4459人、脳卒中8014人、乳幼児突然死症候群73人。男女別(乳幼児を除く)では、男性が4523人、女性が1万434人。女性が2倍以上となる理由について、国立がん研究センターの片野田耕太・がん登録統計室長は「家庭内での受動喫煙率が女性が圧倒的に高いため」と説明する。世界保健機関(WHO)によると、2014年時点で英国、カナダ、ブラジル、ロシアなど49カ国が法律で公共の場所を屋内全面禁煙にしている。
い・・・いちまんごせんにん!!!!
で、喫煙由来で死んじゃう人は年に合計で13万人(厚生労働省の発表)だが、自分で吸って勝手に死ぬのは自由だが、道連れにこれだけ多くの人を連れて行くんであります。女性は喫煙率が非常に低いから、自分の意思とは関係なく、道連れで殺される人数が非常に多くなるわけです。旦那がヘビースモーカーの奥さんとか、職場の上司がヘビースモーカーのOLとか、じわじわなぶり殺しになってるみたいなものだし、乳幼児の突然死とか子宮頸がんワクチンの自称被害者数の比じゃないです。
たばこ関連疾患の多くは、喫煙を開始してから20-30年かかって発症して死ぬわけで、子供の時にヘビースモーカーのオヤジがいたり、若いときにスナックで働いていたりすると、40〜50歳くらいで発症して死んじゃうわけですね。ほとんど喫煙者しかかからない喉系のガンに芸能人やアーチストがどんどんかかってるのもアレです。
ちなみに昨年の交通事故の死者数 4000人弱
1年間の癌の死者数 22万人くらい
年間出生数 98万人
年間タバコ由来の死者数 13万人
年間受動喫煙死者数 1万5000人
って、どんだけよ!!!!
高齢者は喫煙率が高いのだが、自分が死ぬだけならまだしも、そうでなくても少子化の若者の寿命を縮めるのはほんと、やめていただきたい。
ということで、先進国の中では異常に遅れた日本が、東京オリンピックをきっかけに、やっと受動喫煙を制限する法律を制定しようとしているときに、大反対で葬ろうとしているのが本日紹介する議員の皆さまです。
民進党はいまや高齢者向けの政党なので禁煙法には反対ですが、法案を通すのに重要な自民党でも多くの喫煙推進派がいます。
まず、「自民党たばこ議連」というのがあります。自分のサイトで自慢気に活動を語ってるのが熊本二区の衆院議員野田たけし氏。
この人が会長で、このタバコ議連の活動を
本議員連盟設立の目的は、たばこ業界の諸問題を研究し、零細かる高齢化しているたばこ販売者の生活を守り、たばこ業界の健全な発展を通じ、日本経済の成長、活性化に寄与することとしております。
と書いてありまして、どこを探しても「国民の健康」という文字はないですね。
このほかにもくもく会」は、喫煙者の超党派国会議員の集まりがあります。JTが個人的に声を掛けている議員さんたちですね。JTとしては禁煙化が進むと困るわけで、議員を取り込んで必死にロビー活動をし、点数を稼いだ議員さんたちはたぶんなにかいいことがあったりするわけですかね。(疑)
で、不思議なのは、両方とも一般的にはメンバーが公表されていません。なにか後ろめたいことでもあるのでしょうか。そこで本日は、某筋より入手しました内容を公開させて頂きたいと思います。
このエントリーは著作権フリーとします
つまり転載とかOKです。わたしに圧力をかけて消させようとかする前にどんどん広めちゃってください。まあそんなものが来たらそのまま公開しちゃいますけどね。
発表するぞ
まずはこの2月9日に開催されました厚生労働部会の様子を現場にいた人からお届けします。
○国会議員の参加者についてですが、議員席が足りなくなり、秘書席にまで国会議員が座っていたぐらいで、出入りを考えると100名程度。
○参加者の8割程度が規制に反対意見ですが、賛成した議員は、石田昌(参比例)、古川俊(参埼玉)、冨岡勉(衆長崎一区)、自見(参比例区)などで、この石田議員は看護士さん、残りの3人は全員お医者さんです。
※この方たちは非喫煙者で応援しましょう。
●反対派の意見としては、昨日「30平方メートル以下の飲み屋のみは除外」という朝日新聞等のリーク記事について、既に法案が決まっているかのような印象に対する反発(つまり法案自体を廃案にしたいと!)がものすごく、部会終了後、田村前厚労相はぶら下がりで「受動喫煙対策が重要だということは皆理解している。問題は進め方だ」と発言。
●厚労族の山下貴司議員(衆岡山2区)が「喫煙は基本的人権だという最高裁判決がある」と述べたところ、古川俊治議員(参埼玉)が「山下先生は知っていての発言だと思うが、喫煙の自由はあるが、制限しうる自由だというのが最高裁判決の趣旨だ」と反論。(山下議員・古川議員ともに弁護士で古川議員は医学部も出てます)
※この山下貴司議員はなにいってんの。もちろん権利はあるが他人に健康被害与えてはいけないにきまってるでしょ。
●冒頭、とかしき部会長が「余り時間が無いので早急に取りまとめる必要がある」と述べたのに対し、山口俊一議員(衆徳島二区)らが「予算関連でも日切れでもないのに、2020年のことで何故『時間がない』のか!」などと噛みついていた。
●古川議員や自見議員が「喫煙によるガンで15,000人死んだというエビデンスがある」と主張したところ、山口俊一議員から「ダイオキシンでも15,000人も死んでいない。本当に15,000人も死んでいるのであれば、何故厚労省は即座に禁止しないのか!」と挑発していた。
この山口俊一議員(衆徳島二区)飛ばしすぎだね。そんなにJTに点数稼いでどうすんの。岡山二区の非喫煙者の皆さま、よーく名前を覚えておきましょうね。頭にきたら事務所に抗議電話とかもいいと思うよ。「殺す気か」って言えばよろし。
当日の報告書見ると頭にきますよ。
名前だけ貸して出席してない人もいるだろうから、当日出席した人たちがゴリッゴリの喫煙保護派と思えばよろしい。この自民党の煙草議連の役員のリストはこちらです。一般メンバーは公表されていない。後ろめたいの??
おおー。自分の中で石破さんの株がかなり落ちました。前に漫画も紹介したのにがっかりです。石原伸晃は前々から気にくわなかった。w
麻生さんも谷垣さんもいます。がっかりだね。
で、もくもく会はこんな文書も出していました。
分煙化が全く進まないから法規制という話なんだが・・・・
居酒屋とか実際に分煙とか無理っしょ。
で、もくもく会の会長さんは
愛知の非喫煙者の皆さまは、頑張ってくださいね〜
昭和40年代は男性の喫煙率は80%でした。当時は女性の地位も低く、横で吸われても我慢していて受動喫煙していたわけです。現在は男女同権で、男女合わせると喫煙率は20%を切ります。
つまり、昔の男社会の感覚で喫煙を正当化されても困るんです。時代遅れも甚だしい。国民の健康より、「非喫煙者は我慢すれば良いんだ」という飲食店経営者やJTの代弁者となっている議員さんたちは、めっちゃ時代遅れなわけで、民意を全く理解していない。もう一回Yahoo!の意識調査を見て、次の選挙を考えた方がいいと思いますよ。
禁煙化自体に反対してるの2割しかいないっすよ。2割のために議員の座を捨てますか?
じつはこの間ブログに書いたけど、もう支配しちゃってるんだけど、Kindleの月替わりセールになっていたので読むといいよ。新卒の就職もよく考えた方がいいと思います。