最近、Similar Webがあまりにもめちゃくちゃと叩かれておりますが、わたしも2〜3年くらい前まではブログでよく使っていたのですが、最近は引用してませんでした。というのも、たとえばこのブログをデスクトップで見た時の流入はSimilar webではこんな感じですが
analyticsではこういう感じ(デスクトップとタブレット)
現実と相当に乖離しています。3年くらい前はなかなかよく反映しているな、どうやってるんだろうとか思ってましたけど、現在はほとんどメチャクチャです。ここまでは前置きでどうでもいいのですが、下のanalyticsデータをPCだけじゃなくてさらに全てのデバイスにしますと
オーガニックサーチが4割を超えます。逆にリファラーが減るわけですね。リファラーっていうのは他サイトのリンクからの流入で、モバイルではこれが非常に少ないため、こうなるわけです。ちなみにモバイルだけだと
リンクから辿ってくる人がこんなにも少なくなります。逆に検索やソーシャルからの比率が増えます。ここで言えることは
スマホ時代にはバックリンクよりソーシャルが大事
ということですよね。Googleがバックリンクの数にたいしての評価を厳しくしたのはこういう側面もあるんじゃないですかねぇと勝手に想像してます・・・教えて偉い人。「××さんのブログで紹介されました、嬉しー」より「インフルエンサーの××さんにソーシャルで紹介してもらいました、嬉しー」のほうがナウい【死語】なわけですよ。昔はアメブロでタレントがステマでリンクしていた先をクリックしたけど、いまは誰もしてないだろう的な話です。
わたしのブログはこんなに長文なのに、いまやデスクトップからのアクセスは3割強しかいない。
デスクトップ比率はこんなに激減・・・・・・
2012年64.1%
↓
2013年57.1%
↓
2017年32.3%
なんであります。ましてニュースサイトや女性向けやライトなものならこの比では無いはず。その中でアクセスを取りたいなら「ソーシャルが重要」は間違いないわけです。まあ、有力なサイトからバックリンクがもらえれば検索順位は上がるはずですが、アクセスの少ないサイトからのリンクはほとんど誤差みたいなものでして・・・・。
やっつけではできないソーシャル運用
いつも書いてるけど、「検索で集客」とか思っても、Welqみたいに最適化されているシステム(DeNAはかなりのものでした)で一日200記事を投下すれば1年かかって上位独占できるが、どれだけのコストと労力よという話です。
ところが往々にしてビジネスで「そうだ、手間とコストかけて検索上位では難しいからソーシャルで拡散しよう」とか簡単に考えがちです。
なめんなよ
なんだなあ、これは・・・・・。
ソーシャルでバズりやすいものは、だいたいビジネスには関係無いものです。誰がお人好しにも人のビジネスを拡散してくれるんでしょう。もちろんネタとしてよほど面白いものなら別ですが、そうでないなら仕事の話を書いてもそうそうはバズりません。
で
吉本興業がインフルエンサーマーケティング事業を開始「本気でSNS市場をとりにいく」
こういうとぼけたサービスが考え出されるわけですが、そもそも上記のようにスマホからリンクはなかなか押さないのです。さらに吉本の芸人のフォロワーは重なっていることが大半だと思うので、延べのフォロワー数ではなくて実質にすると数分の1になります。
おそらくかなりの高額で「呟いてあげます」サービスをやると思うのですが、ステマにならないでできるのかという点と、実際に費用対効果があるのか、という点が謎ですな。
つまり何をいいたいかというと「インフルエンサーに拡散を依頼する」とか他人事でソーシャル運用とかはありえないよってこと。ところが以前にも書きましたが、フォロワー数って一次直線でしか増加しないのよ
驚異!! Twitterフォロワー数は一次方程式直線で増加する
つまり、ソーシャルで拡散するためには自分自身がインフルエンサーにならないとだめなわけで、それには必至にやってもかなりの時間と手間がかかるのはSEOと変わらないのです。SEO対策は最低半年〜1年くらいはみないといけないとか言われるが、ソーシャルの場合は有名人で無い限り、数年規模は絶対に必要。お金はかからない代わりに手間と時間がかかる。
なので「ソーシャルで拡散すれば良いじゃん」は、「お金が無いならヒットビジネスを考え出せばいいじゃん」と同じくらいバカっぽいので、よくよく考えてから言いましょうということなのでした。
さて、昨日3時間以上ある大作のこれを観ました。かなりよかったです。アレキサンダーとか続けてみると良いです。