昨日に続き、総務省の平成28年度情報白書からのネタ。
これだけ大がかりの調査をすると、いままでの概念が覆るから面白いんですよ。
最初に結論から言うと、わたしの概念もいくつか覆りました。この中のソーシャルメディアの普及っていうやつです。
ものすごく細かいのだが、ここでおおっと驚くのがまずこれ。
拡大します。
なんじゃ、こりゃあ(松田優作)
一番Facebookやってるの20代じゃん。
しかし前にも書いたが、Facebookは若者がどんどん離脱しているのじゃなかったか。でもってLINEとかInstagramばかりになってるのじゃないのか。
当然? Facebookから逃げ出す若者たち
という読売オンラインの記事には
一方、ネットリサーチ会社「マクロミル」が実施した「2016年 新成人に関する調査」によると、15年度に成人を迎えた若者のFacebook利用率は36.6%で、12年度の48.8%から12.2ポイント低下している。
とあって、日本の若者たちはFacebookからどんどん離れているという前提になっている。いろんな新聞やネット調査でも2015年あたりではその傾向が顕著とされていた。んで
若者のFacebook離れの原因が、すこし違ってたと考える件
みたいなエントリーも書いていたわけです。
しかし今、Facebookの広告ツールでやってみると
日本の20代(656.5万人)
30代(792.9万人)
40代(936.5万人)
50代(779.3万人)
でね。各人口で割ってFacebookの年代別アクティブ率を出そうとして気づいた・・・
Facebookの広告ツール、人数盛りすぎ!!!
各年齢層の配信可能ターゲット数、各年代層の人口を上回ってるやんけ。
しかしそれにしても、少子高齢化によって20、30、40、50代の中では日本ではもっとも薄い20代のFacebookのアクティブーザー数が一番多くて50%超えている。もちろん30歳以上とそれ以下にわけたら、人口が圧倒的に30歳以上が多いので、FacebookはおっさんのSNSのように見えるが
一番アクティブに使っているのは20代
ということになっていたらしい。いままで散々「若者のFacebook離れ」といっていたが、全然離れてなかった。マクロミルの調査、現実と隔たりすぎ。または2015年のマクロミル調査の後2年でどっと利用者数が増えたの?
それにしてもマクロミルはネット調査だから、総務省調査より高く出てもいいはずだが、逆に低くなっているのが謎です。では総務省の過去データではどうなっているのかと思ったけど、平成27年度からしかソーシャル別の調査してない。で、27年度ですが
27年度 → 28年度
20代 49.3% → 51% 増加
30代 38.3% → 42% 増加
40代 36.8% → 34% 減少
50代 30.8% → 27.5% 減少
でして
Facebookから離れているのはおっさんらだった!!!
という衝撃の結果となりました。
ということで「若者のFacebook離れ」とかいってると、シッタカぶりが露呈されて恥かくことになりますよ。ということで本日のエントリーを終了します。若者がどうしてFacebookを使うようになっているのかは、就職活動とかいろいろ言うのは簡単ですが、データがないので推測で終わってしまうのでまた探したいと思います。
Kindleの今月のセールのこの本は面白かったです。これを読むと新興宗教にはまらずに済みます。わたしも開祖になってお布施で食っていこうかと思いました。w