先日から、
というエントリーを書き、「成人式は晴着必須!」という固定観念を取り払ってもっと柔軟に考えたほうがいいよと呟きましたら、「成人式は断固として晴着派」より罵倒の嵐を頂き、1人1人丁寧に百本組み手を行ったのですが、どうにもこうにも話がかみ合わず、本日まとめてブログにしたいと思います。
1 成人式は日本の伝統
それは完全に洗脳されています。成人式が本格的に始まったのは昭和30年代で、派手な和装は普段は地味な生活の農村女子から始まり、農家は大変だったようだ。しかし派手な和服が成人式の標準になるとお金の無い家庭の子は成人式に出られない。よって多くの自治体では成人式での派手な格好を禁止していました。バブルの時にそれが解禁された模様ですが、女子が全員振袖などはごく最近になってからです。少子化で1人にかけられるお金が増えたからだと思います。
2 騙された子たちの悪口言うな
ひと言も言ってないのにどこをどうすればそういう理解になるのかMRIで脳内見たいものです。全く関係無い話とどうやったら結びつくのか謎すぎる思考経路。
3 親が見たいんだから勝手
そのとおりです。勝手ですよ。でもそういったらTwitterで自分の考えを呟くのも勝手。こっちから晴着派の人にメンションして喧嘩売りに行ってるなら意味が分かるが、1回もそんなことしてない。むしろこっちのツイートに「自分がどう考えようが勝手だ」と言いに来てるのはあんた。返す言葉はひとつ。
「自分の考えを自由にいうのがTwitterだからわたしの勝手だ」
ちなみにライブドア元社長の熊谷さんの家では
この前成人式むかえた我が家の長女の振袖はヤフオクで5万円で買ったよ。転売して小遣いにしてもらおうと思ってね笑 https://t.co/w78CUNXBq9
— Fumito Kumagai (@kuma1977) 2018年1月10日
うちらの代表的な考えですな・・・・
んでね。中には「うちはお金が無いけど何年も前からコツコツと成人式の準備をした。それにかける親の気持ちうんたらかんたら」という人まで出てきてやっとすれ違いに気づいてきた。(遅っ)
基本的にわたしの言ってる趣旨は「金が余ってるなら晴着だろうがなんだろうが別にいいが、無理してまでやるのは優先順位違ってるんじゃないか」ということです。残るのは写真だけ・・。そんなことに何十万も使うならほかに子供のためにやれることがあるだろうと柔軟に考えられないのってことなのだが、どうも柔軟に考えられないらしい。ww
なぜなんだ、なぜなんだ・・・・・ということですが・・・・
わかった!!!
田端君が代弁してくれたよ。
今の日本で、若者が振り袖で成人式なんて、タイタニックの上での船上パーティみたいなもんでしょw 酒のんでパーティしてるヒマがあるなら、前方に氷山が見えてるんだから、水泳教室にいけよ!とw https://t.co/MktMH4Kv2I
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年1月11日
いや、水泳教室は遅いから、せめて船内の救命胴衣を自分用に入手しておこうよ
そうなんです。我々は「これから日本にはすぐに暗黒の氷河期がやってくる」という前提でツイートしているのに、あちらさんたちは「未来永劫、この生活が続く」と考えているようなんです。もしかしたら知ってるからいまのうちにと考えている人も少しはいるかもしれないが、根本的な認識が違うのですれ違って当たり前なのだ。
子供の目の前には氷山が迫り来る
何回も書いていますが・・・
8年後の日本はどうなるか。ノストラダムスじゃなくて必ず来る2025年を見てきたように語る
これ、わたしが言ってるだけじゃなくて総務省も厚生労働省もサイトにでかでか出てます。ところが政治家はそれいうと暗くなるのでみんなわたしがなんとかするとか言わない。池上さんはテレビで言ってたけどこういうひとらは見てないんだと思う。
目の前に氷山が迫ってます、日本!!
東京オリンピックが終わったら、日本は辛くて長い氷河期に100%突入が決まっています。いま、日本の人口で一番多い団塊の世代(68歳から70歳)が後期高齢者に突入。全員がほぼ労働できなくなる。
1 2040年の総人口はすべての都道府県で2010年を下回る
2 65歳以上人口、75歳以上人口は大都市圏と沖縄県で大幅に増加
3 2040年の総人口は、約7割の自治体で2010年に比べ2割以上減少
4 2040年には、65歳以上人口が40%以上を占める自治体が半数近くに
2025年後、つまりいまから7年後には、病院が高齢者で溢れてしまい、家で死なないといけない人が多数でることが確定。国も家で介護しなさいという方針です。社会保険制度が崩壊します。地方は逆に高齢者が亡くなって人口が減少して病院のベッドは空くが、働く世代が食えなくなって東京に行くので介護する人がいなくなる。
医療としては慢性期は限界に達しています。国が診療報酬を切り下げると慢性期は維持できなくなり、自宅退院。自宅介護になり、介護離職が増える。国は在宅介護を推進。有料老人ホームなど1000万円以上かかる施設に入るためには貯金が必要。すぐにそうなります。 https://t.co/0OwXU0RgFS
— 稲本望 (@nosmokerider) 2018年1月11日
国は自宅での看取りの方向です。病院だと慢性期であっても入院費用が発生するし、長期入院の方が多い。退院もできない。国民皆保険もいつまで維持できるかわかりません。在宅介護で離職なり転職で経済的苦境になられた方が多くいます。在宅介護は精神的・肉体的にも大変です。 https://t.co/trFlA3Xwp7
— 稲本望 (@nosmokerider) 2018年1月11日
もちろん自分の老後の蓄えが十分にある方は子供に晴着着せようがなにしようがいいと思うんです。でも↑の前提で、老後にいくら貯金があればいいのっていう試算ですと・・・・
夫婦で1億円!!!!
貯金ないのに子供に借金して晴着をとかいってると、年食った特に子供が犠牲になっちゃうわけ。自分のオムツを取り替えさせて介護させるつもりで晴着にお金使ってるわけじゃないですよね。財テクはハイリスク・ハイリターン(株とか仮想通貨とか)とローリスク・ローリターン(年金)をうまく組み合わせるわけですが、従来のように年金などの社会保障がまったくアテにできないなら、自分たちでなんとか数十年掛けて準備をするしかない。
まあ、自分は野垂れ死にしてもいい。子供だけは・・・というのが親だろうけど、子供は子供で氷山がぶつかったときにサバイバルする能力を付けさせてやるのが本当の親の愛情っていうものじゃないんですか?
一番は「教育」です!
ということで、我々陣営は
一時の見栄より子供の商品価値を上げよう
というのが骨子にあるわけです。
子供に投資するとは、子供の価値を上げて将来有利にさせてあげる親心を指す。
1 ゲーム機よりパソコン
2 服より本
3 アニメより読み聞かせ
4 晴着より留学
5 小遣いより稼ぎ方を教えるという感じかな
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2018年1月11日
一番大事なのは教育。だからなけなしのお金で晴着を1日借りてやるなら、1ヶ月カナダに語学留学でもさせて広い視野を持たせてやるとか、パソコン買い与えてプログラミングの勉強させるとか、なにか身につく技術でも修行させるとか、サバイバル能力を1ランクでも上げるのに使う方が親心ってもんじゃないか、というのが骨子。
ここまで書いてもガーガー言う人は言うんだろうが、別にこっちにガーガー言ってこなくても自分ちできちんと話し合ってください。w
「正月に晴着がないと成人式行けない」っていう娘さんには「あと7年で大変な時代になるけどそれでも中国製の晴着を高価で借りる?」って聞くといいですよ。
ちなみに振袖ってだいたい1回しか着ないでそのまま結婚したりすると、もう誰も着ないからって業者に持っていく人が多く、綺麗な中古が山のようにあります。eBayで日本の業者が絹のをこんな価格で販売してますが、あまり売れてない。コレ買ってヤフオク!で5万で転売してせどりを覚え、いいのは自分の成人式で着る用にする。位のことができればレベルがひとつ上がるんですけどね。
Amazonで見たらコミコミ3万円代の振袖がたくさん売られていて、どうせ1日限りだし、違いなんて成人女子同士で見て分かりゃしないし、そもそもレンタルのだって元はこういうのだったりするから、コレでいいじゃんと思ってしまいました。差額でビットコインでも買って「これは投機だけどもしかしたら騰がるかもしれないからずっと持っとけ」くらいにするのもありかもです。