ビジネスマンは自分の思い込みや感覚でものをいうな。具象化したり数字で言えの巻

2018年10月10日

本日はメルマガとnoteの日。noteは単体だと108円ですが年間のマガジンだと3980円なのでかなりお得になります。マガジンがオススメです。w

 1 わたしが車選びで最も重視する「得する」ポイントとは
 2 飲食店経営者向けブログで月10万PVは可能か
 3 ネット販売の仕組みをほかに転用したい
 4 こだわりの食生活について
 5 わたしの好きなゲーム、ドラマ、映画など
 6 アイデアが次々に浮かんでくる理由

です。まぐまぐ!または、スマホで読む方はnoteでお買い上げいただけます。関係ないですがついでにInstagramもフォローしていただけると喜びます。

本日は珍しく役に立つ系のエントリーです。
このブログの読者のみなさんは「統計資料」や「エビデンス」がどれほどの破壊力を持つかおわかりかと思います。
本日は、プレゼン(社内や社外を含む)の時にこれがどれくらい大事かを説明したいと思います。

で、ことしの7月に書いたこのエントリーですが・・・

【驚愕】InstagramはおばさまのSNSになっていた。


ニールセンの2017年の調査で日本のInstagramの女性ユーザーは、「40代以上が29歳以下の1.13倍になっている」ことから、

インスタはおばさまのSNS

と、位置づけました。確かに29歳以下の利用率は世代別で一番高くて41%なのですが、人口比が圧倒的に40代以上のほうが多いので、総人数ではおばさまのSNSと言い切ることができるわけ。

女性の29歳以下ユーザー 360万人
にたいし、
30代     244万人

40代以上はと言うと・・・
40代     203万人
50代以上   205万人の合計408万人

しかも50代の伸びは前年比112%で、この勢いが仮に続いていると2018年では50代がメインになっているはず。少なくとも40〜50代がメインなのは間違いない。なのにいまだに

インスタは若い女性中心ですから〜

みたいなことを平気でいう広告代理店や、それに感化された経営者がいるわけです。
こういうケースでは、数字のデータをばっさりと出して

「何年前の話をしてるんすか。中高年の女性にリーチするのはInstagramでしょ」

という話ができるとあなたの株はグンと上がるわけです。実際様々なメーカーやサービスの宣伝部も広告代理店も全く分かってないのがInstagramの広告見るとモロわかりです。ガキしか騙されないようなインチキダイエット広告ばっか。

これはひとつの例ですが、どこかで聞きかじったような出所の怪しい情報を鵜呑みにせず、自分で数字を調べる。きちんとした最新のデータを添えてプレゼンに臨むことです。上司や経営陣を説得したいときも「自分はこう考える」ではなくて「データがこう言ってます」というのが一番説得力があります。

言いたいことややるべき事を具象化する

たいして成長しない中小企業の上司とか社長がやりそうなのが、「抽象的な指示」だと思うのです。たとえば「お客様の満足度を120%にしよう」とか言われても、言われた方は「頑張ります!」しかいいようがない。こんな指示は「クソ」です。大事なのは「こうしなさい」という細かな具体的な指示はもちろん

それにどういう意味があるのか理解させること

だと思うんですよ。Web制作やシステム開発でもも昔ながらにExcelシートに担当者書かれた「やるべき事いちら〜ん」みたいに書いて渡されても、やるほうは自分のところしか見ない。そうすると目の前の仕事を機械的にこなすだけになり、提案なんてしません。Excelシートに書かれた自分の仕事以外のところに口を出すのは他人のエリアを冒すことになるからです。はっきりいってこれは指示系統が悪い。

経営者なり、プロジェクトリーダーなりがやるべきは、自分がなすべきことの具象化、つまりペラペラと言葉で抽象的に言うだけではなくて

はっきりと系統立ててやるべき事を整理して理解させる

ということだと思うんですよ。あなたがやる仕事は回り回ってこういう意味があるので、自分の目先だけではなくて全体の効率や品質を上げることであるなら積極的に言って欲しい的なこと。大企業でもさすがに伸びているところはこういうことをしっかりやっています。ダメなのは中小企業だな・・・・。

わたしが最近、コンサルしている先に必ずやらせるのが「マインドマップによる具象化」です。ソフトはX-Mindを使います。飲み込みの良い人なら30分で使えるようになります。例を出そうと思ったのですがみんな客先の仕事なのでモザイクかけて出す。w

これはあるクライアントのサイトのリニューアル案件の要点をまとめたもの。アクセス数とPVをあげて売上を伸ばすためのリニューアルの考え方です。これをクライアントとディレクターと私が作ってヌケがないか確認し共有する。大きめの仕事ではこれをやらないと「アレを忘れた」「これはこのためなのになんでここなの」的な食い違いが多く発生してしまう。

網羅性の高い長文の記事を書くときも同様にライターさんにはまずマインドマップを出してもらって頭を整理して貰います。マインドマップさえ書ければ執筆は非常に短い時間でできます。わたしがみているJTBの電子チケットサービス「Pass-Me」でもこういう記事を書いているのですが、全部マインドマップを事前に煮詰めています。

富士サファリパークの楽しみ方を徹底的に解説!|お出かけNote
公開して2ヶ月で「富士サファリパーク」で2位くらいにいます。2〜5位で変動してます。

八景島シーパラダイスを徹底的に遊び尽くすための必読ガイド|お出かけNote
こちらも公開して2ヶ月で「八景島シーパラダイス」でいまみたら2位。じゃらんより上

ライターさんに発注する場合も、メンバーにお願いする場合にも、まして経営者が自分のやるべきことをしっかりと把握するためにもマインドマップは必要です。それに数字の分析を組み合わせるのがわたしの必勝パターンです。

「永江さん、こんなに手の内晒して良いの」とか言われますが、ブログ読んだくらいでできるならコンサルタントなんて要りませんって。w

よくわかんない人はこれでも読んでくれ

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