いつもたいして役に立たないようなことを書いてるこのブログですが、本日は本業系の内容で、けっこう役に立ちそうです。メモメモ
月々315円の有料メルマガやっているのですが、この中でもっとも多い質問の一つが「ネットで集客するにはビジネスをネットに最適化することだ」という意味が分からないというもの。これが誰でもすぐに思いつくようなら私は失業します。ですが本日は好例のサイトがひとつできましたので、ここで例を挙げて説明したいと思います。
それは昨年9月の事。ある案件の依頼を受けました。内容は「クラウドを使った日報管理のサービスであるワークジャーナルをWEBで集客したい」というもの。これでは意味が分からないと思うのでかみ砕くと、
1 社員、バイト、契約先、コンサル先、などがガラケーやスマホ、PCから日報を入力
2 管理者がPC管理画面から一元的に全体を把握できる。
というサービス。自分も30人規模の会社をやっていたので、30人いれば必死に働いてるのは8人、フツーが8人、残りはサボってるみたいな感覚はあるわけです。この不況下では、効率の悪い人間はそれを改善し、逆に働きすぎている人間は潰れないように負荷を下げ、主観の入らない査定をし、組織を強化しないといけない。これはいいなと思ったので仕事を受けました。
サイボウズをはじめとするグループウェアを使おうとすると、高い上にかなりのスキルが必要だから、一般の中小零細では使いこなせない。こちらのサービスは学習塾で生徒の父兄が携帯から勉強の内容をアップして塾の先生が管理して、非常に効果を上げていると聞いた。それくらいのほうが中小企業には使いこなせるのではと思って仕事を引き受けました。
ネット適正化の道筋その1 料金体系の見直し
それはもう、すったもんだしてサービスの体系の見直しを行いました。もともと足で回って営業するという前提で作られていたため、いちいち見積もりを出して月額に請求書という流れ。つまりネットで集客というのには向いてませんでした。だいいち忙しい中小企業の社長に月末に精算しますといっただけで自分が社長ならやりません。よって、料金体系を簡略化し、ネットで月額課金が出来るようにしました。ただし1ヶ月間は無料で試し使いができるように設定してあります。Amazonのプライムの真似しました(汗)。
ネット適正化の道筋その2 サービス内容を徹底して見直し
申し込みがあったものの継続に至らない顧客の動きを分析してみると、あることに気づきました。なんとメンバーはきちんと入力しているのに、管理者(というか社長)がログインしてない。つまり「社長が使えないから離脱」という現実が見えました。たしかに中小企業の社長だとパソコンも苦手という人も多いでしょうから。加えてデータを解析したりは敷居が高いし、そもそも設定さえ出来ない人も多いかもしれない。しかし・・・
社長が変わらなくて会社が変わるわけが無い!!
ということでサービス自体の根幹を買えることにしました。結果がこれ。
クラウド日報サービスを提供しているのも中小企業なわけですが、その社長で開発者の阿部さん自身で、土日無しで朝8時から夜21時まで電話でサポートすることにしてもらいました。たとえ倒れて死んでも本望ですと仰ってるので、無慈悲に電話しまくってください。
まあ、いわばセルフブラック企業(笑)なんだが、社長が休み無しで身を削って働く分にはOKでしょ。
サイトコンセプトは、「単なるサービスでは無く、会社が変わる、つまり社長自身が変わるお手伝いをします」というものにしました。これがこのサービスの一番の表現だと思ったからです。
分かりやすい動画も
ほかにも相当に苦労しまして、ディレクターやデザイナー、コーダーまで非常に大変な思いをした4ヶ月でしたが・・・かかりすぎかという説もありますが、途中で何度もサイトの方向性を確認して作り直しをしたり、かなり煮詰めました。客のいうとおり作った方がなんぼか楽です、はい。この期間、ソーシャル運用のコンサルを先に行い、Facebookページのファン数を1500人までにしておきました。
ビジュアルには中小企業経営者が大好きな武将ものをチョイス!
http://workjournal.jp/
1ヶ月は無料ですので試しに使ってみていただけると幸いです。正直わたしもマジでオススメできます。コンサルタントがコンサル先に入力させたり、工務店が大工さんにガラケーから進行を入力させたり、いろいろ使えると思います。わからなければすぐ電話してください。阿部さんもとっても喜びます。