朝起きたらBookLiveで司馬遼太郎の電子化第一弾「龍馬が行く」が配信開始されていた。思わず1〜3巻を反射買い。藤沢周平と浅田次郎の電子版は全制覇しているので今度は司馬遼太郎を制覇だ。
しかし、調べたらBookliveの独占じゃ無くてアマゾンでも出てた・・・・
Amazonは7巻まで出てた。ショック・・・3巻まで読んで一ヶ月近く待ってろとはBookLiveひどすぎるよ・・・涙
個人的には五味川純平の「人間の条件」と、大岡昇平の「野火」の電子化を早く頼みたい。
それはさておき、今朝もいつもチェックしている鈴木氏の海外SEO情報ブログを読んで、これは書かなくちゃいけないなと思って今日のエントリーにしました。
Googleマット・カッツに突撃質問: 感情分析・重複コンテンツ・CSSポジショニング at #SMX Advanced 2013
この中で、気になることは以下・・・
評判の悪いネットショップの評価を下げるアルゴリズムの導入を予定していることにもMatt Cutts氏は触れました
現在のところ、感情分析はGoogleのサーチエンジンにはまだ入っていない。つまりめっちゃいろんなところで悪口を書かれて炎上しても、サーチエンジンはそれを「外部リンクで評価されている」と見てくれる。炎上しまくったとしても「外部リンク一杯稼げたからSEO的にはよかった」と割切ることができる(感情的にはオシッコちびりそうでも!!)。
これは注目の話題にユーザーが到達しやすいということでは、当たり前と言えば当たり前の気がする(みんなも悪い話ほど読みたがるってことあるからさ)。
でも、ネットショップとなると話は違う。よほどのことが無いとショップについてみんなが口を揃えて非難するということはないからだ。先日のイモトのWiFiずさん管理でカード情報大流出事件みたいなものは別だ。3000円の割引券はいらないとメールして「了解しました」という返事が来たのに送りつけてきやがった。怒
この評判というのは外部リンクのブログとかで「××という店は対応悪い」と書かれているとダメということはわかるが、楽天のレビューみたいな自社と同じディレクトリで書かれていてもダメなんだろうか。Google様のことだから、なにかすごいアルゴリズムでやってくるのかもしれない。
しかし、普通に真面目にネットショップやっていれば、そうそう悪口かかれまくったりはしないわけで、それよりもっと重要なのがこっち。
自社で独自のECサイトを運営していて、かつ楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonなどのショッピングモールにも出店していた場合、同じコンテンツを掲載すると重複コンテンツ扱いされるかを質問しました。
回答は、予想どおり「重複コンテンツになる」でした。
いままでもそうだろうとは思ってました。しかしはっきり明言されちゃったのは初めて見た。実はこの質問も何度かメルマガでいただいて回答している。で、もともと楽天はサーチエンジンには出にくいのでいいのだが、
↓ 参考
Googleの検索結果の仕様変更がしもじもに与える影響について
問題は、「楽天でネットショップ始めました。そこそこ当たりもわかってきたし、楽天へのみかじめ料がかなり厳しいので、オリジナルドメインでもショップを始めたい」という場合である。質問もこの手が多い。
この場合、オリジナルドメインでショップを作っても、同じ商品で同じ説明なら、重複コンテンツ、つまりコピーと見なされて検索結果に出にくくなるということが明言されたわけです。楽天に先にインデックスされちゃってるから。さりとて楽天でそこそこ売り上げが上がっていればいきなり止めるわけにもいかない。まさに八方ふさがりの飼い殺し、鵜飼いの鵜状態である。
まあ世の中にはドロップシッピングみたいな在庫を持たないで勝負しようなんていう商売も多いわけで、こういう場合はみんなして同じ商品説明が普通。みんなが重複コンテンツでペナルティ同士である。検索はあてにしないほうがいいわけね。ネット書店も同様で、出版社の説明どおりの本の説明書いていると、みんな重複コンテンツだ。一番早く掲載されて、しかも自社のアソシエイトでバックリンクが強烈に多いAmazonの独壇場になってしまう。ここで冒頭のエピソードに無理矢理つなげてみました。ネット書店はオリジナルで紹介文書かないとダメです。ちょうどさっきネット書店の質問がメルマガに来たのでここでちょこっと書いちゃった。
しかし実際、ネットショップが楽天と自社で同じ商品を全く違う説明文で売るというのは無理だと思う。ではどうするかというと、ありとあらゆる手を使って楽天を卒業して自社サイトに移行するか、それとも一生楽天で飼い殺しを選択するか、いずれかでしょう。卒業と言っても楽天から顧客のメルアドは渡してもらえないので、かなり厳しい。イバラの道を進まないといけない。
結論としては、ネームバリューがあって、オリジナリティの高い商品、つまり他店で販売していない自社オリジナルがあるなら卒業もしやすいが、他店と同様のもの、似たようなものを売っている場合、一生「鵜」でいるしかないわけです。もちろん顧客誘導は検索だけじゃ無いから、それ以外の誘導、ソーシャルとか広告とかからも頑張ればなんとかなるが、検索からの誘導比率は非常に大きい。いま、自分が管理者権限のある(クライアントの)月商数百万単位のネットショップ5〜6社を見てみたけど、検索からのトラフィックが42〜68%だ。検索からのトラフィックが望めなければ、相当に厳しい。
結論から言うと、「楽天でやりながら、同一の商品でオリジナルドメインでネットショップを別に始める」という場合、かなりきっついという事がわかる。前述の通り、その逆はそうでもない(楽天にいる以上、SEOは気にしてられないから)。つまり卒業するなら卒業すると腹を決めないと、かなり厳しいのではないかと思ったりする次第です。ここ3年でわたしが携わったショップで撤退が一軒ありましたが、まさしくこの条件でした・・・。
一生、鵜飼いの鵜でいるか、それとも自分でやるかは決めないといけない。鵜飼いの鵜でいながら独立はできない。なんかブラック企業勤務のサラリーマンみたいだ。我ながら上手いこというな・・・